matsuzawa-itの日記

人材派遣でIT系の仕事についている50目前のおじさんのブログです。仕事に追われ、趣味は釣りとロードバイクに乗ることと野菜を育てること。週1回の更新することを目標にボチボチがんばって生息しています。正社員という人並みの身分になれる日は来るのか( ´∀` )

「as a Service」の意味(定義)

パソコンは事務用品になったなぁと自分は考えます。自分が中学・高校時代は大きな電卓の感覚でワープロ専用機も普通に売れておりました。機械の制御でPC98が普通に使われ、時代が変わってWindows98が発売されるころに一般の人もパソコンでワープロ表計算が使われるようになりました。

インターネットもWindows98くらいから一般の人も使い始めました。ADSLサービスが始まったのが爆発的な普及につながりましたね。それまではモデムでパソコン通信が普通で、今はなきNiftyServeやPC-VAN、草の根ネットでは東京BBSなどもありました。

 

そんな自分の目に下記の記事がとまりました。

japan.zdnet.com

記事を読んで、本当に!?と頭をひねりました。

 

 記事の冒頭で

引用)”企業が運用された状態のPC(デバイス)をサービスとして提供される「DaaS(Device as a Service)」とは、どういうことかということについて、利用者たる従業員に直接提供され、管理者の手を煩わせることなく、継続的に価値の向上(アップデート=デバイスの場合は、リプレース)が図られることであると申し上げました。”

 

まず「継続的に価値の向上が出来る=パソコンを常に切り替えることが出来る」と読むことが出来ます。本当にパソコンのリプレースで価値の向上が出来るのでしょうか?(今回はデバイスなのでパソコンに置き換えてます。)

 

引用)”「ソフトウェアであれば、モノじゃないから老朽化しない、長く使いたい」という方もいますが、これも大きな誤解です。ソフトウェアは、“陳腐化”します。特にこの変化の激しいITの世界において、同じソフトウェアを使い続けること自体が企業の競争力を大きく減退させます。”

 

ソフトウェアが本当に陳腐化するのでしょうか?機械についても本当に陳腐化するのでしょうか?本当に同じソフトを使い続けることが企業の競争力を大きく減退させるのか!?と頭をひねります。例えばワープロ表計算、プレゼンテーションソフトです。時代が変わり表現力が大きく向上し、確かに生産性は大きく向上しました。でも正直Excel2003とExcel2019で生産性が大きく変わるのか!?といわれると首をひねります。セキュリティリスクがあるので、自分はExcel2010以前をつかっているならExcel2019やOffice365などに切り替えを進めます。

 

多分、記事としてはOffice365でサービスを契約し、インターネットサービスを利用して自宅でも仕事できるようになって(働き方改革)、未来にリリースされるサービスを利用することができるようにしましょう、そうやって生産性を向上させましょう、と言いたいのだろうなぁと思いましたが・・・経営者目線で見れば大きなお世話、じゃないでしょうか?だからこそ

 

引用)”このことに対して「as a Service」は、契約を継続することで価値が向上していくことを前提としています。価値が固定的なモノではなく、変化が可能なサービスなので、絶えず短期間でアップデートすることが可能なのです。つまり提供側は、時間とともに価値を高めることが可能なのです。これこそ、「所有から利用へ」の最大のメリットです。”

 

のように記載されてますが、パソコンのパワーアップが上記のようにサービス向上になるとはとても思えません。なぜなら、ここ10年はパソコンのスピードアップ=やれることが大きく変わる、という変化を自分は感じないからです。(しつこい(ひつこい)ようですが「DaaS(Device as a Service)」とはで記事が始まってますからパソコンに置き換えてます。)

 

CPUやGPUをフルパワーに使っう用途、たとえば仮想通貨のマイニング、3DCADなどのモデリング、動画編集、ボーカロイドなどを使った音楽編集、ゲームやゲーム作成などの用途ではおっしゃる通り。だからこそ、レンタルPCやリース品でどんどんパソコンを切り替えれるようにするのは正しいと思います。

 

でも、自分のような技術者であっても、サクラインターネットなどのVPSサービスでサーバを簡単にレンタルできるしパソコンをスペックアップする必要を全く感じません。この記事を書いているパソコンはもう5年使っていますが買い替えをする予定は全くありません。(1kgを切っているWindows10パソコンで、バッテリーもばっちりだからです)

 

 

引用)”価値が下がることなく、むしろ上がっていく――ここに、サブスクリプションで提供されることの意味があり、だからこそ「as a Service」であるべきなのです。それが考えられていない「XX放題」のサービスは、いっぱい使えば利用者がもうかり、あまり使わないでくれたら提供側がもうかるという、勝ち負けの構図でしかありません。そんな経済的に自立し得ないビジネスモデルなど成り立つわけがありません。”

 

Windows10は「as a Service」を目指している、だからこそ機能追加を半年に一回行い、販売される一般用パソコンのOSとしては最後になるといわれてます。

 

自分はWindows10が実用的に動かなくなるときかパソコンが壊れたときに買い替えを行います。よってパソコンが「as a Service」になるとは思いません。

Excelは2013を利用しており、セキュリティパッチ適応がなくなるまで買い替えの予定はありません。office365のサービスが自分の生産性向上につながるとは考えてませんので切り替える必要を感じません。逆にブログは自分の考えをまとめたり、意見をもらえる可能性があり、お金に換えられない価値があるので継続して書いています。

 

このように自分に必要なサービスかどうか、生産性が本当にアップできるのか?消費者一人一人がよく考えて契約していく必要があると考えます。

 

「as a Service」の意味(定義)が一つの指標になります。

引用)”価値が下がることなく、むしろ上がっていく――ここに、サブスクリプションで提供されることの意味があり、だからこそ「as a Service」であるべきなのです。