matsuzawa-itの日記

人材派遣でIT系の仕事についている50目前のおじさんのブログです。仕事に追われ、趣味は釣りとロードバイクに乗ることと野菜を育てること。週1回の更新することを目標にボチボチがんばって生息しています。正社員という人並みの身分になれる日は来るのか( ´∀` )

TV会議でのシステム開発は限界がありますね。

最近は建設業も自粛要請で工事が止まっているようですね。

 

飲食店も持ちりのみで20時までの営業だったり、自粛要請の中で少しでも生き残るための手段を模索されていると思います。

こんな状態ですから自粛要請するならお金をくれ!と思っている経営者の方も多いと想像します。そして明石市補正予算行橋市補正予算で一定の休業補償が行われます。

 

snjpn.net

www3.nhk.or.jp

凄いなぁ。将来仕事を引退したら引っ越ししたいですね。

 

さて、自分はインフラ系技術者でサーバを修理・調整できるLANがテレワークでは利用できないので、システムトラブル対応およびSSL証明書更新などの必ず実施する必要のある更新作業などを出勤して粛々を進めています。

 

そしてテレワークでも進捗が予定通り進みそうなシステム開発も遅々として進みません。自宅でもできそうな業種と思われますが、実はそうではありません。投資すべき理由を決め、予算を決め、システム開発会社を決定し、契約をすることでシステム開発が始まります。契約には当然納期が設定されますが・・・

 

工程を整理すると

 要求定義・・・投資目的から投資目的をこなすために必要な要求を定義する

要件定義・・・要求定義から要件を整理し決定する

基本設計、詳細設計、プログラム製造(単体テスト)、システム構築(結合テスト)、総合テストと続きます。

 

これ、実はお客様の会議がないと進まないんですよね。。。。

 

要求事項、要件定義を決めるのも会議が必要

基本設計書を作り、システム概略を説明・了承いただくのも会議が必要

詳細設計書を作り、システムの詳細説明・了承いただくのも会議が必要

 

製造(単体テスト)は、、、スケジュール説明と問題点報告するだけで製造そのものは不要、報告は、メールやTV会議など何かしらの方法で報告すればOK

 

システム構築(結合テスト)は、、、お客様先でやる場合と物理的にサーバを会社で購入して設置のみ行う方法(もしくはクラウド上に構築し、ネットワーク的な接続をお客様先で行う場合)に分かれるため、客先で構築しなければ、何かしらの方法で報告すればOK

 

総合テストはお客様先で動作することを確認するためにお伺いすることが必須。

納品はお客様先で実際に稼働し投資目的がこなせていることを確認することが必須。

 

 というわけで、TV会議で行うにも限界があります。

 

TV会議で限界がある理由ですが、お客様の承認をもらうのにメールでは弱いんです。各工程が終わると、お客様とSI会社の責任者クラスの方の捺印をもらって工程が確かに終了したことを双方で確認します。最後まで上手くいけばよいのですが、何か問題が発生したときには捺印がある書類が効力を発揮します。

 

TV会議(Skypeなどのコミュニケーションソフトを含む)では、最初の工程では良いかもしれませんが、後になればなるほどコミュニケーションミスが許されなくなるので口頭でお話ししたくなります。

工程的にには要求定義・要件定義が一番難しく、徹底した聞き込み調査とが必要です。これらをTV会議でやるのは、、、お客様の技術スキルも要求されるので、とても難しいと思います。

 

TV会議でも遅延を最小限に抑えるために、自分は少しでも分かりやすい必要な資料を作成することを心掛けています。(決してきれいな資料ではありません)

 

プログラムの製造のみならテレワークで全く問題ないのですが・・・

 

システム開発はお客様と契約会社、双方の協力が不可欠で、双方の会社が協力して作り上げる工芸品みたいな側面があります。より良い工芸品を作り、TV会議でも品質を落とさないためには、より積極的に「やりたいこと」を洗い出して精査し、HTMLなどでシステム動作を見えるかしてお客様と完成形のイメージを共有することが重要だと思います。

 

完成形のイメージ共有方法、本当は動画が作成できれば良いのですが。。。

 

完成形のイメージを共有する、それはシステム開発で昔から一番の重要事項で、どんだけ技術革新がすすんでも変わらないですね。

 

基本となるシステムを構築し(パッケージのまま、全くカスタマイズなし)、仮運用を行い個別に改修が必要な部分を洗い出して、納期をきめて、一つずつ機能を開発してリリースし、リリース毎に仮運用をおこなって、実際の運用に堪えることができると判断できるまで開発を続けるアジャイル開発もありますが。。。今の状態ではどっちが効率が良いのか?

 

テレワークはやっぱり限界がありそうという結論に達します。

個人的には、この状態でも生産効率を少しでも落とさないように、わかりやすい資料作成ができるように、説明スキルを上げていきたいと考えています。

 

あとは技術書を買って最新技術を勉強していきたいですね。