ファイルサーバについて考えよう①
ある日、社内で悲鳴が上がりました。
「ぎゃ~~!間違えて必要なファイルを消してしまった!!」
「ファイルが壊れてて、必要なデータを取り出すことができない!!」
「ファイルサーバが壊れたらしく、書類データが何も見えない。。。。。orz」
必要なファイルを消しちゃったこと、ありませんか?
社内で共有していたデータが壊れて、過去の情報が無くなったこと有りませんか?
自分はクラウドで運用していたLinuxサーバが、クラウド運営業者のミスか危機の故障で完全停止し、中のデータを壊されてしまった経験があります。
壊れてから気づくんです。バックアップの重要性に。。。
そんな悲しい出来事を少しでも少なくするために、色々と考えてみましょう。
今回からはファイルサーバについて考えてみます。自分のブログの想定している閲覧者の方は中小企業のIT専門知識はないけど少しは詳しいので管理を任されている人、もしくは中小企業の総務やIT系責任者、役員や代表取締役の方です。つまり大企業のようにシステム更新に高級機器を利用できないけど、すこしでも情報消失のリスクを少なくしたい(する必要がある)方です。
クライアントパソコンはWindowsを想定しています。MACは想定していませんが、ほとんどの場合は同じことがいえますから、記事の内容は役に立つと思います。
最初に考えるのは「ファイルサーバってどんな機器があるの?」です。大きく分けると以下の3種類があります。
1:クライアントPCに共有フォルダを作成して共有する
2:NASという機器を購入して、データを共有する
3:WindowsサーバやWinowsストレージサーバを導入してデータを共有する
1が一番安く構築できますが、データ焼失のリスクは一番高く、3の専用サーバを構築すると危機は高額になりますがデータ消失リスクは少なくなります。
じゃあ3を選んでおくと安心かというと、そんなことはありません。ブログを書いている自分はクラウド業者にデータを飛ばされた経験がありますから、どんな高級な機器を利用していてもデータは無くなることがあると考える必要があります。だからこそ、バックアップの必要があるのですが・・・
今回は初回なので、まずはファイルサーバに必要な機能を定義して記事を終わりたいと思います。
まず、イントロの部分で紹介した「ファイルを誤って消してしまった」も部分です。誤って消してもバックアップからファイルを復活できたら嬉しくないですか?
また「ファイルが壊れてて必要なデータを取り出すことができない」、これもあるあるではないでしょうか。これもバックアップから、過去1ー2週間前まで遡ることが出来たら嬉しくないですか?
この2つの対策を、上記にあげた1ー3の接続方法ですべてで解決することができます。運用コストが1が高く、3が一番低いですが、Winowsの機能を使ったり、バックアップソフトを利用して運用ルールを決めれば、個人でも大企業に負けないバックアップシステム付きファイルサーバが出来上がります。
2回目より、具体的な構築方法を考えてみます。