クラウドストレージについて考える
クラウド上にストレージについて考えてみます。
先に正直にいうと、クラウドストレージは正解というものがありません。活用方法や会社のセキュリティー対策との兼ね合いで、色々と評価が変わります。
例えば法人だと
・接続元IPを制限するか、制限しないのか。
・アクセスを許可するユーザをどのように考えるか。
・ファイル履歴管理はどうするか。
・クラウド上のデータを削除したときに復活させる方法を提供するのかしないのか。
・フォルダごとの権限設定を行うか、行わないか。
のような課題は、すぐに考え付きます。
自分は前の記事で「amazon workspacesによる仮想環境より社内リソースにせつぞくしたらどうか」というブログを書いてますが、VDIを利用しなくとも個人PCからファイルサーバへアクセスができるので、どこでも仕事ができる環境が整ってしまいます。
それって、セキュリティー的にどうなんでしょう?
個人情報や企業情報の流出リスクは?
まじめに考えてると、本当に色々と考える必要が出てくるので、参考程度に考えてくださいね。
クラウドサービスですが、個人が使いやすいサービスだけでも自分がパッと思いつくだけで「マイクロソフトのOneDrive」「googleドライブ」「DropBox」など、色々なサービスがありますよね?
上記に上げた通り、クラウド上のファイルサーバをどのように使うかという問題はあるのですが、まずはサービス提供会社の提供内容を確認してみましょう。今から紹介するクラウドストレージは簡単に言うとネットワークドライブで割りあてして、会社・自宅自宅を問わず、PC・タブレットからでもアクセスできるサービスです。(スマホやタブレットは有料プランでないと利用できないこともありますから詳細はURL先で確認してください。)
googleドライブ(個人利用の場合)
無料で利用できる容量が15GB。
有料プランを利用すると100GBプランで月額250円(年払い2500円)、256GBで月額380円(年払い3800円)
G Suite でgoogleドライブを利用する場合(中小企業の場合)
BASICプラン 1ユーザ当たり680円、ストレージ容量30GB
Businessプラン 1ユーザ当たり1360円、ストレージ容量無制限(ただし5人以下の場合は一人当たり1TB)
OneDrive
無料で利用できる容量が5GB。
有料プランを利用すると100GBプランで月額224円 Office 365 Soloにすると1TBまで利用でき、¥12,744/1 年もしくは単月¥1、274円
法人プラン
office365になるため省略
DropBox
BASICプラン 無料で利用できる容量2G
有料プランにするとPlusで2TBで¥1,200 / 月 Professionalプランで¥2,000 /
法人プラン
Standerd 3TB 月額1ユーザ当たり,250-(最小3ユーザ)(年払い)
Advanced 必要に応じた容量 月額1ユーザ当たり,000-(最小3ユーザ)(年払い)
とまぁ、こんな感じで利用可能です。
利用イメージは、特定フォルダ内の重要なデータをコピー&ペイストでクラウド上のストレージに貼り付けて利用します。
個人で利用する場合は、当然ながら一人で利用するから他人にデータを見せる、アップしてもらう、編集する、変更履歴をとる、などの機能はありません。だからこそ良いところを積極的に活用し悪いところを回避したり、長所にかえてしまう工夫をおこなっていくことが必要です。
上記プランを見ている限り、必要最低限のデータだけを保存するなら、googleドライブが使いやすいかなぁ。Androidスマホを利用しているならgoogleアカウントは利用しているはずですし、100GBもあれば会社経営に必要な経理データなど、本当に必要なデータはすべてアップ可能です。もしも容量アップが必要なら256GBで月額380円(年払い3800円)で対応できます。
上記に上げたサービス以外にも、単純にバックアップに特化した法人用(個人でも利用可能)のストレージプランは下記の通り存在します
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Amazon S3
https://aws.amazon.com/jp/s3/
料金
https://aws.amazon.com/jp/s3/pricing/?nc=sn&loc=4
Google Cloud Storage
https://cloud.google.com/storage/pricing-summary/?hl=ja
料金
https://cloud.google.com/storage/pricing?hl=ja#storage-pricing/
MS Storage
https://azure.microsoft.com/ja-jp/services/storage/
料金
https://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/details/storage/
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ただ基本的にはバックアップ用途で利用するだけで、社員全員でデータを共有するという事は、あまり考えてません。
上記のバックアップ用途で利用するサービスは、ソフトにひと工夫必要ですが、バックアップソフトを紹介するときに色々と書きたいと思います。
ファイル共有は使い方を誤ると情報流出に繋がります。また働き方改革で生産効率アップをもとめられておりますが、どこでも仕事ができる、でも勤怠に反映されないなどの弊害を引き起こす可能性があます。
そういったことも考えつつ、責任者PCでファイルを共有する方法で上記クラウドを、土のように活用するか考えていきましょう。
続く・・・・・
AMZONのバックアップサービスとも比べてみる