ファイルサーバについて考えよう③ ー NASを利用する
NASを利用したファイルサーバの回です。
正直、この方式は家庭用にこそ最適で、業務だとちょっと、、、、と自分は考えてます。
まず、長所としては
・RAIDが構築できる
・同時接続数に上限がない
・(機種によっては)バックアップ機能がありクラウド上にもデータ保存できる。
という点が良いです。
欠点は
・過去のファイルにもどる機能がありません
これにつきます。
何を言っているのかわからないという人も多いと思います。
・Windows10ならば「バックアップ」機能(ファイル履歴)
・Windowsサーバならば「シャドウコピー」
という機能があります。これらの機能を有効にしておくと簡単に過去のある時点のファイルに復元する事ができます。
ですが、この2つの機能はWindowsが持っている機能でありNASサーバにはありません。NASサーバでもWindowsStoregeServerならばWindowsなので機能を持っていますが、、、、でもWindowsStoregeServerはサーバだと自分は考えます。
つまり中間なので中途半端なんですよね。
家庭用として考えるなら
・メディアサーバー機能があるので、家中でPCやタブレット、スマホで動画や音楽を楽しむことが出来る。テレビが対応していれば、テレビからNASに保存した動画データを再生できます。
・(機種を選べば)家族の写真など重要なデータをクラウド上にバックアップすることができる。
という利点があるので最適だと考えます。UPSを接続したら停電対策もできますし、パソコンに比べると消費電力も少ないですから電気代も安くなります。
あと、おすすめの用途は
・ネットワーク対応防犯カメラのデータ保存に利用する
があります。防犯カメラのデータは世代バックアップの必要がありません。単純なRAID1に対応していればデータ保存も問題なく、データ保存期間も1週間から1ヶ月もあればよいと考えられるからです。
IODATA法人モデルには下記の通りAMAZONなどのストレージサーバへ接続も可能です。
次はサーバモデルを考えてみます。